シルバーレインRPGリプレイ 白き女王の夜

グループSNEのリプレイを久しぶりに読んだ。 ↑では著者がトミーウォーカーになってしまってるけれど、実際にはSNEの篠谷志乃さん。ソードワールドリプレイのWaltzシリーズを書いた人だとか。 読んでないけど。
例によって100円で買いました。 TRPGリプレイが100円ならとりあえず何でも買うのだ。 大して期待していなかったのだけど、意外と面白かった。
まず、シルバーレインTRPGのシステムがそこそこ面白そう。サイコロではなく専用のカードを使って判定するタイプで、さらにカードに書かれているキーワードに準じたロールプレイをすることで、特殊な効果が得られる、ロールプレイ評価型のゲーム。同じくロールプレイを要求される、『テラ・ザ・ガンスリンガー』や『カオスフレア』と違って、カードに書いてあるセリフをそのまま読んでも良かったりする分、とっつきやすそうかな。後発の『ガンメタル・ブレイズ』が近い。 ただ、世界観が良くある現代学園異能で、あまり面白くないのはマイナスだ。

リプレイの話に戻ると、プレイヤーがかなり上手い。特に上村大さん(気障なセリフを言う小学生キャラを演じた)が良かった。篠谷さんのマスタリングやシナリオは「普通・・・」という感じだったけれど、著者としてはプレイヤーが楽しんでいる姿を良く伝えていたと思います。

ただ、PC間恋愛の描写がちょっと鬱陶しいなあと思っていたら、あとがきで「次巻以降その恋愛要素を推していく」(ソードワールドWaltzも恋愛要素が強かったようだ)と言ってて、自分の好みからフェードアウトしていく予感。そもそも2巻持ってたかなあ。


満足度:B+