ダブルクロス・リプレイ・エクソダス1 悲しきランナウェイ
ダブルクロス・リプレイ・エクソダス(1) 悲しきランナウェイ (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: F.E.A.R.,伊藤和幸,しのとうこ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2008/07/19
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (30件) を見る
◆「非日常」からの脱出(エクソダス)を描く、ダブルクロスのリプレイ新シリーズ。安定した面白さ。
やっぱりダブルクロスは、この絵(しのとうこさん)が良いよね。 いや、同時発売のユニバーサルの絵がアレだったんで特に。 そっちもそのうちレビュー書きます。
筆者(GM)は伊藤和幸さん。 矢野さんによる前シリーズ・アライブにプレイヤーとして参加し、九条柳也役を好演していた人です。 なので買う前から力量に不安はなかったし、実際に良いリプレイでした。
プレイヤーでは、グループSNEから藤澤さなえさんが参加してるのが目新しい。 これが意外に(といっては失礼か?)プレイングが上手く、2話のエンディングなど、良いシーンを何度か作っていました。 ちなみに他のプレイヤーは、矢野さん、しのさん、鈴吹社長と鉄板の布陣。
シナリオは「日常を守る」いつものダブルクロスを逆転させて、「非日常からの脱出」を描いたもの。 PCはみなファルスハーツ(悪の機関)の実験体であり、実験場である島から逃げ出す――という話。 面白いアイディアだと思います。
全体に大きな笑いこそないものの、普通に面白く、安心して読めるリプレイでした。
満足度:B+