9S II

9S〈ナインエス〉II (2) (電撃文庫)

9S〈ナインエス〉II (2) (電撃文庫)


1巻を読んだのは2年前。 続けて2、3巻も読んだ覚えがあるけど、感想を書いていなかった。 読み直したので改めて書く。 1巻の感想は左上の[葉山]リンクからどうぞ。


この小説を説明するには、主人公とヒロインの紹介をするのが一番良さそう。

坂上闘真――情報戦を制することで世界に君臨してきた、真目(まなめ)家の勘当息子。 真目一族の男子に受け継がれる「禍神の血」を持ち、温厚で正義感の強い表と、殺人鬼である裏の、二重人格者。

峰島由宇――父・峰島勇次郎は天才的マッドサイエンティストであり、「峰島の遺産」と呼ばれる危険な超技術を世界各地に遺して消息不明。 由宇はその超技術を理解し、また天才的頭脳による自己制御で超人的な能力を発揮する。 その危険性のため秘密施設に拘束中。

いやー、設定が濃い。 


この2巻は、自衛隊の新兵器(自律型ロボット)の演習が孤島で行われ、その新兵器が暴走。 その裏には国際的犯罪組織「ミネルヴァ」の陰謀があり、真目家の跡目争い(闘真にとっては妹と兄の争い)が関わっている。 暴走する新兵器とミネルヴァに、由宇と闘真が立ち向かう――という話だった。
1巻の感想でも書いたけど、ハリウッド映画的で結構面白かった。 ……お約束なギャグシーン(裸を見られるとか)が多少あるのはライトベルらしいなあ。


満足度:B+