イスタンブールでなまず釣り。

イスタンブールでなまず釣り。 (文春文庫)

イスタンブールでなまず釣り。 (文春文庫)


本棚に眠っていた椎名誠のエッセイ、その2。
表題どおりに、イスタンブールまで行ってなまずを釣ろうとして、
結局釣れない話からはじまり、
ドイツのビール祭りに参加し、東京の団子屋を攻め、八丈島に波を見に行ったりなど、
本当に脈絡なく目的なく、色々やってる短編集。
その旅で何かを得る、ということもないので、
やっぱり毒にも薬にもならないけれど、
あっさり読めて、ちょっと愉快なので悪くはない。


ただ、椎名誠さんの本では、みんなで無人島で宴会をする『あやしい探検隊』シリーズや、
青春時代の腕白な暮らしを振り返る『哀愁の町に霧が降るのだ』の方が好きだ。


満足度: