ジャンとナディアのいちばん長い日
ジャンとナディアのいちばん長い日 (アニメージュ文庫―ナディアストーリーズ)
- 作者: 小林弘利,三宅和彦
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1992/09
- メディア: 文庫
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なんでこんなのを買ったのか覚えてない。
誰かに薦められたような、微かな記憶が、あるようなないような。
まあ100円なので大した理由はないんだろうけど。
NHKで放映されていたアニメ、不思議の海のナディアの後日談。
アニメ本編の方は、全部は見てなかったけど、そこそこ覚えてる。
「肉はダメだけど卵はいい」発言とか。
子供ながらに理不尽なものを感じたんだろうなあ。
ではこの話のあらすじ。
結婚式当日に、ナディアがムーの末裔にさらわれる。
ジャンはナディアを見つけ出せるのか。以上です。
グランディス一家からアメリカの軍艦長(誰?)まで、懐かしのキャラクターが勢ぞろい。。
文章はちょっと珍しいタイプ。モノローグが多い。そして詩的・・・・・・なのかな?
ジャンは一気に体温が低下するのを感じた。全身が凍りついた。
――ナディア。
(7行ほど省略)
いますぐその声がとどかなければ、ぼくは。たぶんぼくは、このまま凍えて死んでしまう。
きみの消えた世界は氷河と同じだよ。凍てつく風が身を切るだけだ。
ナディア。
お願いだよナディア。いま、君の声を聞かせて。*
ナディアの声はジャンに届かなかった。
じゃあ死ねよ、とか思わなくもないけれど、
まあ、新鮮でそれなりに面白い。
ただ、ストーリーには色々と問題が。
車で連れ去られたナディアの匂いは追えるのに、
自分の足で逃げるナディアの匂いを追えないライオン。
時系列の混乱。
人目に付くからといって襲撃をためらい、
その結果逃がして、ヤケになったのか今度は人目に付きまくる敵ボス。
全く何の前触れもなく登場している敵ボスの身内。
……ひょっとしてどこか落丁でもしてるんじゃないかと思ったほど。
多分バグが発生してるんだと思う。
満足度:B