刀語 第一話 絶刀・鉋
- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/10
- メディア: 単行本
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12ヶ月連続刊行、第一弾。無茶なことするなあ。
十二本の特別な刀を巡る、新時代の大河ノベル・・・・・・らしいんだけど。
これは駄目だ。
『化物語』のようにキャラがはじけてるわけでもなく、
かといって時代小説のような、真剣な話でもない。
戦闘シーンもあまり迫力がない。ていうか種明かしに脱力。
「刀を書きたかった」と作者は言うけど、その十二本の刀自体もあまり面白くなさそう。
『戯言シリーズ』の「四神一鏡」や「殺し名」「呪い名」の方がよほどワクワクさせられた。
コストパフォーマンスも悪い。
新書サイズだけれど一段組みで、上下に余白が多く、文字も大きめ、行間は広い。
文庫でも同ページ数に収まるんじゃないか。
それで230ページ1000円。ひどいね。
あと、竹さんの絵は嫌いじゃないけど、時代劇調のこの話には全く合わない。
戦闘の緊迫感もなにもあったもんじゃない。
西尾維新は好きな作家の一人で、これまで刊行された本はほとんど買ってるけど、
このシリーズは流石に追いかけられないかな・・・・・・
満足度:B−