ジョジョの奇妙な冒険
- 作者: 関島眞頼,山口宏,荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1993/11/04
- メディア: 単行本
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友人から2年ほど前に借りたもの。やっと読んだ。名作漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第三部のノベライズである。漫画を読んでない人は是非とも読むべし。
ちなみに上の画像ではわかりにくいが、赤い背表紙で新書版である。ジャンプ連載漫画のノベライズ専用レーベルだ(多分)。
とりあえず、字、デカッ。ターゲットは小学生くらいなのだろうか。まあ、読みやすくはある。
さて、肝心の中身だけれど、悪くはない。ジョジョに出てくるキャラクターの特徴をきちんと掴んでいる。視点の頻繁な変更や、同じ文末(〜た。〜た。〜た。)の繰り返しなどはあるものの、文章もそれほどひどくはない。
ただ、ストーリーは・・・・・・。そもそも原作でも、ストーリーはないようなものだったから、仕方がないともいえる。しかし、漫画なら許せるハッタリ加減も、小説では許せないのだった。突っ込みどころ満載である。
復讐のために、敢えてとどめをささないでいったん助けたあと、もう一度攻撃するとか。人質を取ってるのに有効に使わないとか(使わないなら生かしとくなよ)。スライドターンが出来る(超能力で作った)機関車が、油で摩擦がなくなって走れないとか。
漫画で書いてたら面白かったかも、とは思うが。
満足度:B