吉永さん家のガーゴイル7
- 作者: 田口仙年堂,日向悠二
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2005/04/20
- メディア: 文庫
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やっと、買った分全部読み終わった……そういえばアニメ化もしていた、人気シリーズの第7弾。
今回は、怪盗百色に育てられている少女が、同じく怪盗を目指す話です。
「怪盗の必要性」とか、「悪を名乗る覚悟」とか、色々悩んで、それでも――というように描写しようとしてるのは分かるんだけれど……相変わらず甘すぎるんだよっ。ちょっと上手くいかないと泣き出す程度の覚悟で、命のやり取りをする場所に出てきてはいけない。まあ実際にはこの作品では人は死なないんだけど、登場人物がそれを知ってるわけないし。
とにかく人情話でまとめたいなら、大がかりな事件を出さないでくれ。事件の凶悪さと、キャラクターの呑気さのギャップにイライラしてしまった。
良い所は読みやすい所。1〜7巻まで読んできたけど、3巻だけ面白くて、あとは合わなかったな。
満足度:C+