我が家のお稲荷さま。
- 作者: 柴村仁,放電映像
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2004/02/01
- メディア: 文庫
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第10回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作。刊行は2年前。<金賞>を取ったので、当時もあらすじなどチェックはしてみたけれど、買う気にならなかった。あまり話題にもならなかったし。で、2年経って100円で売っていたので買ってみた。
期待はしていなかったけれど、正直、ひどい。良くシリーズ化しているなあ。
あらすじは上のリンクを押すなり、http://www.mediaworks.co.jp/3taisyo/10/10novel2.htmlを見るなりするとわかるけど、簡単に言えば、妖怪に狙われるので狐の守護精霊を呼び出して守ってもらう話。
しかしその狐(当然ながら人化できる)もそんなにキャラが立ってないし、守ってもらう兄弟の方はそれに輪をかけて個性がない。敵役も中途半端で、ワクワクするところも感動するところもない。そして、文章が下手。ちょっと最初の3行を引用してみる。ちなみに一応、三人称視点の文章だ。
山の夜は、住宅地の夜などより賑やかだ。
小動物のほとんどは夜動くから、草陰や葉群の中に常に何かの気配が感じられるし、蛙や虫などは、日中よりかしましい。
そして、いつもの時間になった。
・・・・・・ひどい、よね?
満足度:C+