復活

復活 (角川文庫)

復活 (角川文庫)


別に狙ったわけではないけれど、谷川が続いた。もちろん別人。

著者は将棋好きなら間違いなく知っているトップ棋士。十七世名人の称号も持っている。
有名な(だと思う)羽生善治――数年前に7冠制覇を達成、現在も3冠を保持――の、1世代上のライバルである。

谷川さんは、ちょうど羽生さんが7冠を取った時期に絶不調に陥ったのだが、そこからどのようにして復活し、再びタイトルを取れたかが綴られている。
しかしなにぶん単行本化されたのが8年前であり、書かれているエピソードのほとんどは既に知ってしまっていた。一応谷川ファン(といいながらこの本は読んでなかったわけだが)だし。
将棋の楽しさを思い出すこと、ライバル(羽生善治)を意識しすぎなくなったことなどにより、のびのびと将棋を指せるようになり、また勝てるようになったのだそうだ。
・・・・・・ってまとめてしまうと何の面白みもないな。今になって読む本じゃありませんでしたね。


今期は名人挑戦まで行ったものの、惜しくも敗れてしまいましたが、またタイトルを取ってくれることを願っています。

満足度:B−