とある魔術の禁書目録8

7巻と一緒に買ってきた8巻を読んだ。こちらは結構面白かった。3巻のヒロインだった御坂美琴の後輩・白井黒子をメインに据えて、魔術はほとんど出て来ず、超能力(瞬間移動能力)者同士が対決するという、タイトルに反したストーリー。このシリーズ、主人公(上条冬馬)があまり出てこないほうが面白いんじゃないか? 5巻もそうだったし。正義の味方っぽい価値観で動く上条冬馬に比べ、お姉様ラブの白井黒子の方が戦う動機がはっきりしていて、応援したくなる。必死さも伝わってくるし。今回は変なキャラがいないのもポイント高い。いつもこの位なら勧められるんだけど……
まあ対決自体は結局、いつも通りの展開に流れていってしまうんですが。もう少し頭脳戦を楽しみたかった。あと御坂美琴ツンデレのデレ期に入ってきてるのがちょっと嫌。デレ期……やなテクニカルタームだな。

満足度:B+