とある魔術の禁書目録7

なんだかんだ言って7巻まで読んできてしまっているこのシリーズ。4〜6巻の感想は読み返したら書くかも。1,2巻のころ非常に多かった、西尾維新奈須きのこに酷似した文章は大分少なくなった。あれが続いていたらとっくに読むの止めてただろうけど。
展開はいつも通り。
新ヒロインが危地に陥る→主人公巻き込まれる→青臭い台詞を吐いて熱血パワーで解決。
最後の方で、無理矢理一対一な状況が作られて、どうにかして主人公の拳が当たって勝ってしまう辺り、特撮物とかに通ずるものがあるのかもしれない。……我ながら適当言ってるな。どうなんですか特撮好きの人。こういう展開自体は好きではあるんだけど……。まあ、全体に突っ込みどころが多すぎです。後出し設定も多かったり。そういうのダメな人は読むべからず。
あと、いい加減、口癖やら口調やらでキャラ立てするのは止めて欲しい。痛々しい。無理矢理なシャワーシーンとかもいらん。それと、主人公があまり迷わない正義の人なのは今更仕方がないが、ヒロインがあまり考えてないキャラ――それを純真とか献身とか盲目とか言い換えても良いけど――だと、空々しさが我慢できないレベルになっていく。この辺りは私がひねくれているだけかもしれないが。

満足度:B−