狂乱家族日記1,2

狂乱家族日記壱さつめ (ファミ通文庫)

狂乱家族日記壱さつめ (ファミ通文庫)

狂乱家族日記弐さつめ (ファミ通文庫)

狂乱家族日記弐さつめ (ファミ通文庫)

5つの新人賞を取った脅威の高校生、日日日ファミ通文庫でのデビュー作(とその続編)。1巻を初めて読んだのは発売直後だから大分前だけど、今回2巻を読む前に読み返したから2冊一緒に書く。

日日日のすごいところは、書けるものの幅が広いところだ。新風舎から出ている『ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫)』などと違い、ファミ通のコレは徹頭徹尾ライトノベルだ。変なキャラクターに無理やりな展開、そして大団円。
やたら饒舌に悲観的なモノローグを垂れ流す主人公、天上天下唯我独尊なネコ耳少女、破壊兵器、ライオン、オカマ、「一見」普通な少女、クラゲ。このメンバーが家族になって以下略。どうだ、すごいだろう。
叙情的なものを一切期待せず、勢いを楽しめるのならばなんとか。

満足度: