ネコソギラジカル(3冊)

ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)



戯言シリーズ完結編3部作。発売直後に読んだけどもう一度読み返してみた。
1巻の『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)』は、キャラクター小説の皮をかぶった本格(的)ミステリ。2巻、『クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)』、これがシリーズ最高傑作だと思う。これも広義のミステリと言って良いかな。
3巻辺りから異能力バトルが始まり、これ以降ミステリは味付け程度に。4巻は上下巻の割にあまり印象に残っておらず、5巻は個人的には衝撃でした。ネタばれなので言えませんが。あと異能力バトルやり過ぎ。

さてそこで、完結編であるこの6巻は3部作となっているわけですが、ついにミステリ要素が全くなくなりました。凝った言葉遣い、文体と、変なキャラクターで延々引っ張っているという、どこからどうみてもライトノベルになってます。面白いけど。エンディングは賛否両論あるでしょうが、そして伏線もかなり解消されてませんが、まあ、大団円です。それなりに納得できる出来でした。

魅力的なキャラクターをガンガン出して、ガンガン殺してきたシリーズでした。
せっかくだから好きなキャラBEST5とか書いてみよう。

どーよ。見事に女性ばっか。主人公のハーレムぶりがうかがえる結果だなあ。まあ何人か死んでますけどね。

満足度:B+