半分の月がのぼる空（５冊）

半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)

半分の月がのぼる空〈2〉waiting for the half‐moon (電撃文庫)

半分の月がのぼる空〈3〉wishing upon the half‐moon (電撃文庫)

半分の月がのぼる空〈4〉 grabbing at the half-moon (電撃文庫)

半分の月がのぼる空〈5〉 long long walking under the half-moon (電撃文庫)

ある種、壮観。こんな表紙が続くとあれですね。「Wize、正気か？」って感じ。
これ、電撃文庫の人気シリーズで、なんとアニメ化も決定しました。こんな動きのない話、アニメに出来るのか？　まあ興味ないですけど*1。あらすじを説明すると、肝炎で入院した少年と、不治の病の少女とのボーイ・ミーツ・ガール。結構あるよね、このタイプのヒロイン。電撃文庫では『LAST KISS』とか。あれはひどかった*2。なんかキムタクのドラマでもあったような。見てないけど。最近流行の小説のうちどれかもそうだったような。読んでないけど。
ただ、あざとい設定の割に、あざとくない話になっている。感動小説というより青春小説。おそらく、主人公の祐一の持ってる、少年っぽい（思春期っぽい）『バカさ』に共感できるかどうかで、この小説の評価は決まる。だから多分女性にはあまり受けが良くないだろうし、男性でも人を選ぶだろう。私は、悲しいことに、面白く読めてしまった。まあ結構バカだったしなあ。

満足度：Ｂ＋

*1:よほど好きでもない限り、アニメ化や漫画化したものには興味がない。やっぱ文字媒体がいいよね

*2:前に感想書いてた。id:Wize:20050308