ホーンテッド! 3

夏休み。主人公の久遠悠紀は、ヒロインでゴーストの深春と、義妹で和服で日本刀遣いのくおんと共に、北海道へと(ブーメランばばあによって)連れ去られる。そこで待っていたのはなんと、愛と感動と戦いだった――!? お馬鹿で嘘つきなコメディ、第3弾。


まさかこのシリーズで感動モノを見せられるとは思わなかった……。作者が色々やりたいことをやっているようですが、シリアスな話を書かれると、西尾維新のレッサーバージョンに見えてくるんですよね。この作者の真価はギャグにあると(勝手に)思っているので、是非最終巻である4巻では、1巻のような怒涛のギャグを見せてもらいたいものです。

「い、いつから日本は銃社会になったのだね!?」
「僕もよく知りませんけど、少なくとも三ヶ月前には既にそうでした!」
「そうだったのかい!?」
「ええ。一昔前に流行った歌にもあるでしょう? ナントカ娘。の《ニッポンのミライは戦争(ウォー)! 戦争(ウォー)! 戦争(ウォー)! 戦争(ウォー)! 強奪機械(ロブマシーン)!》とかって戦意高揚ソングが! だから走行中に撃たれても慌てないでくださいね! これはよくあることなんですから!」
「よし、分かった!」

ところどころは好きなので次も買ってしまいそうです。


満足度: