Missing 11 (電撃文庫)

“どうじさま”の儀式は広がっていく。その裏にいるのはやはり「魔女」・十叶詠子。彼女の主催する“夜会(サバト)”に取り込まれる文芸部の面々。そしてついに、今までの事件が繋がり、「魔女」の目的が明らかになる――


連続で同じシリーズを紹介されても面白くないとは思うけれど、それも今日で一段落。ライトノベル・ホラーという珍しいジャンルももう11冊目。そして「座敷童」に関する話の後編です。クライマックスが見えてきて(13巻で完結予定)、主人公たちの心境も大分固まってきました。もしくは開き直ってきたというべきか、それとも自棄になってきたというべきか。変に「綺麗な」精神状態でないところは良いです。しかしこの「座敷童」の3冊は、恐怖の描写も狂気の描写も今ひとつで、あまり面白く無かった。話を進めるための説明が多くなってきたからか。単に私が飽きて来ただけかもしれない。


満足度:B−