マリア様がみてる レディ、ＧＯ！

マリア様がみてる 15 レディ、GO! (コバルト文庫)

秋。カトリック系お嬢様学校・リリアン女学園では、体育祭が開催される。
主人公・祐巳は、自分に幻滅した一年生・可南子とどうにか接点を作るため、
体育祭の順位を対象とした賭けを持ちかける――

今度は体育祭。しかし人間関係にはさしたる変化なし。
残念ながら、行事をこなしただけになっています。
そして今回も出張っている可南子の心情がやはり読めません。
可南子視点で１作書けば、大分良くなると思うのですが。
体育祭と言う行事も、祐巳の「妹」問題が解決した後（もしくは解決する場として）なら、
もっと見せ場が多くなったと思います。今作はあっさり流しすぎです。
一つ良かった点は、縦ロールの髪型で主人公のライバルだった一年生・瞳子が、
結構良いキャラになってきたことです。
魅力的だった旧三年生に追いつくことはできるでしょうか。

満足度：Ｂ−