タクティカル・ジャッジメント 6

温泉旅行先で殺人事件に遭遇し、その法廷で容疑者の無罪を勝ち取って、
東京の事務所に戻ってきた弁護士・山鹿善行。
しかし戻ってすぐにその温泉地で再度殺人事件が起き、
しかもその容疑者は先ほど無罪にしたばかりの男で、今度も弁護をすることに。
さらに、以前連勝記録に土をつけてやった検察官・東ヶ崎までもが登場して、
法廷では前代未聞の大舌戦が繰り広げられる――


ライトノベル逆転裁判」シリーズ第6弾。前後編の後編です。
前巻で人物紹介はあらかた終わっているため、
ほぼ法廷シーンのみで一巻丸々使っていて、相変わらずのやりとりが存分に楽しめます。
恒例の主人公の悪徳法廷戦術も今巻はまあ許せる範囲で、
シリーズでは一番完成度が高かったです。ただ、流石にマンネリは否めませんが。
ミステリー要素もそれなりに頑張っていますが、
それを期待して読んではいけないのもいつも通り。


ここで一旦シリーズは一区切り付け、次からは民事訴訟編が始まる予定だとか。
古本屋に出たら買ってみようと思います。


満足度: