リバーズ・エンド4
リバーズ・エンド〈4〉over the distance (電撃文庫)
- 作者: 橋本紡,高野音彦
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2003/02
- メディア: 文庫
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◆SF分が入ってきたものの微妙。 「スクール」内での恋愛?要素がメインか。
実はジャンル:ラブファンタジーなんだよねこのシリーズ。
話は一応進んでるのだけれど、あまりシビアな展開にはならなそうで残念。 本編はあと1冊しかないし、適当な大団円になりそうだなあ。もっとこう、絆を深めた友人が次々と倒れていくとかしないもんだろうか。
SF的な戦闘のシーンが出てきたけど、あまり面白くない。適当にやって勝ってしまうし、相変わらず緊迫感がない。
あとがきに「ずっと拓己*1たちのスクールでの日常を書いていた気もする」と書いてあって、やっぱり作者は日常パートに力を入れているのか、と納得した。
気になった言葉。
「なんと簡単に人は地獄の扉を叩くことか。そのあまりの安易さに、むしろ私は哀しみを覚える――」
まったく抑揚のない、伊地知の声。
意味がわからず、柚木は首を傾げた。
「は?」
「十七世紀のスペインで、つまらない人生を送ったつまらない修道士の言葉よ」
元ネタがわからない……。 作者のオリジナルだろうか?
満足度:B−
*1:主人公。