ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド

ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド (電撃文庫)

ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド (電撃文庫)



10年間も続いている偉大なライトノベル・シリーズ。
ブギーポップ、なんと1年8ヶ月ぶりの新刊*1
そして先に言って置く。話は進まない


まあつまりは、いつも通りの一話完結。
前々々巻『[rakuten:book:11137230:title]』で少しは核心に迫るかと思われた、統和機構絡みの話はナシ。
というか年代設定が『[rakuten:book:10778506:title]』(シリーズ第2巻)の頃だ。
懐かしい名前がちょこちょこ出てくる・・・・・・というか、またお前絡みか。(ネタバレにつき伏せ)


ストーリーは結局、異能力バトルがメインかな。悪くはなかった。
あと今回のブギーポップは結構饒舌。

「君はピラミッドが創られた本当の理由を知ってるかい?」
「君たちが取り憑かれている気持ちはそれさ。既に沈黙して、もはや語らぬだけのものをただ、巨大な謎と思い込んでいるんだ――それはもう、やめた方がいい」

いつもに比べて少し「訳の分からなさ」が足りないような気もする。


それから挿絵のタッチの変化に違和感あり。少し萌え系に寄ってしまったようで残念。


満足度:

*1:なぜか前の巻の内容の記憶がない。確かに読んだはずなのに……その前のとかは覚えているんだけれど。歳か?