哀しい予感

哀しい予感 (角川文庫)

哀しい予感 (角川文庫)



100円で有名作家なら、とりあえず買ってた時期があった。
こんなのまで買っていたのか……
読む前から、多分私には合わないだろうなあとは思っていが、案の定だった。


主人公は普通の19歳女性だが、たまに過去が見えたりして、
幼い頃の記憶が曖昧で、いつもどこか居場所がない気分がしていて、
少し変わった叔母は、本当は実の姉で
とても特別に思っている弟とは実は血がつながっていなくて
叔母の恋人の男の子とやたら感覚的で冗長な話をし、

「あの人は、そういったなつかしいことや、胸の痛むことや、どうしようもなく歯ぎしりすることのすべてだった」

(何言ってるのかわかんねえよ)
行動を感性で、例えば何かに誘われるように決定し、
結局、特に何も起こらない話。


なんだろう、この違和感。
男性向きのラブコメを、女性が読んで拒否感を感じるっていうのの、逆かなあ。


満足度:B−