哀しい予感
- 作者: 吉本ばなな
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 1991/09/25
- メディア: 文庫
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100円で有名作家なら、とりあえず買ってた時期があった。
こんなのまで買っていたのか……
読む前から、多分私には合わないだろうなあとは思っていが、案の定だった。
主人公は普通の19歳女性だが、たまに過去が見えたりして、
幼い頃の記憶が曖昧で、いつもどこか居場所がない気分がしていて、
少し変わった叔母は、本当は実の姉で、
とても特別に思っている弟とは実は血がつながっていなくて、
叔母の恋人の男の子とやたら感覚的で冗長な話をし、
「あの人は、そういったなつかしいことや、胸の痛むことや、どうしようもなく歯ぎしりすることのすべてだった」
(何言ってるのかわかんねえよ)
行動を感性で、例えば何かに誘われるように決定し、
結局、特に何も起こらない話。
なんだろう、この違和感。
男性向きのラブコメを、女性が読んで拒否感を感じるっていうのの、逆かなあ。
満足度:B−