ラスト・レター



妖精作戦シリーズ』最終巻。
おさらい。舞台は80年代の日本。
SCFという超国家的組織が、異星人と戦うため、強引な手段で超能力者を集めている。
ヒロイン・小牧ノブは、強い超能力を潜在的に持ち、SCFに狙われた。
同級生の恋人・榊やその仲間たちが、一旦はノブを助け出したが(1巻)、
SCFの少女・和紗結希により、またもノブはSCFに捕まってしまった(3巻)。
果たして榊とその仲間たちは、ノブを助けられるのか――


1巻では普通の高校生達が月面基地に乗り込んだけれど、
最終巻では、地球の衛星軌道上基地に行く破目に。
文章の中で、銃や車、宇宙船などへのこだわりが非常に強く、
対して感情描写が淡白なあたり、今のライトノベルとは随分違う印象。
展開が破天荒なこともあり、感情移入はしにくい。
ラストは・・・・・・うーん、展開が急すぎて、特に何も感じなかった。
ちょっと拍子抜け。印象に残らない。
逆に言えば、感動を押し付けてこない、ということかもしれないが。


満足度: