水車館の殺人

水車館の殺人 (講談社文庫)

水車館の殺人 (講談社文庫)


今日からどんどん更新していく予定


新本格推理物「館シリーズ」の第2巻。1巻を読んだのは一昨年の4月か・・・・・・。
シリーズといっても、一部の登場人物が共通しているだけなので、
これから読み始めても大丈夫。


大型の水車が回る不可思議な館
仮面をつけた車椅子の主人と、
館内に隔離されて育ち、主人の妻となった、人形のような少女
1年前に嵐の中で起きた、凄惨な殺人事件と、
その容疑者の密室からの逃亡


いやー、ここまで「それっぽい」のが揃うと壮観だ。
とにかく、非常に真っ当な推理物。
そして金田一少年の事件簿とかのネタ元(多分)。
私はそれほどミステリ好きなわけではないけれど、十分楽しめました。
1巻の『十角館の殺人』よりもこちらのほうが好きだな*1
本格ミステリが好きなら是非どうぞ。


満足度:B+

*1:満足度は同じB+だけど、その中でも差は当然あるのだった