銀河英雄伝説1

銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)

銀河英雄伝説〈1〉黎明篇 (徳間文庫)


長く続いた「銀河帝国」と「自由惑星同盟」の戦いは、それぞれの陣営に出現した天才により新たな局面を迎えた。帝国軍上級大将・ラインハルトと同盟軍のヤン・ウェンリー。二人の稀代の戦術家が、宿命のライバルとして幾多の戦場で激突する、スペースオペラの大作の幕開け。

超・有名作品にして名作であると名高いこのシリーズを、ついに読み始めました。確かに第一巻から、名作になりそうな香りがしてきます。まずキャラクターは、片や野心家で新進気鋭のラインハルト、片や慎重派で出世に興味のないヤンと、対照的かつ印象的。しかし両方とも結構毒舌家なところがまた良いです。また、善VS悪という構図を作らず、戦争というものをかなり客観的に描写しており、、なかなか考えさせられる話にもなっています。全体的にキャラクターもストーリーも王道を行きながら、それほど古臭くはなかったのが意外でした。まだ序章ですが今後に期待大。


満足度:A−