アリソン III (下)


豪華列車の旅を楽しむはずだったアリソンとヴィルだが、
乗務員の殺害事件の犯人が見つからないまま、
さらなる危機に陥ることとなる。
陰謀が幾重にも重なったこの列車から、二人は無事に降りることが出来るのか。
そして最後にヴィルが明らかにする衝撃の真相とは――? 『アリソン』、遂に完結。


最終巻もなかなかでした。
途中、状況が混迷していましたが、なんとかそれにも説明がつき、
そして最後のヴィルの謎解きも良かったです。
相変わらず展開がご都合的だったり、
良いシーンで挿絵が緊迫感を削いだりしてしまったのは残念ですが、
全体としては悪くありません。


昨日も書いたように少しネタばれをされていたのが残念です。
人気もあったことですし、リアルタイムで読むべきでした。
ライトな小説を読みたい人にはお勧めのシリーズです。


あと心に残ったのは、ヴィルの鈍感さと、「あとがき」のすごさです。必見。


満足度:B+