モノクロームの境界
ナイトウィザード The 2nd Edition リプレイ モノクロームの境界 (ファミ通文庫)
- 作者: 久保田悠羅,F.E.A.R,石田ヒロユキ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/03/30
- メディア: 文庫
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◆ダイス目には恵まれるものの、それを生かせてないリプレイ。
お久しぶりです。この2ヶ月間、TRPGリプレイは何本か読んだんですが、「ルールブックと付き合わせて読み返そう」とか思っているうちに、感想を書く機を逸しました。 読み返したら書きます。
ちなみにこの本は、私がルールブックを持ってない『ナイトウィザード』のリプレイなので、さっと感想が書けるわけです。
作者の久保田悠羅は、『アリアンロッド・リプレイ・ハートフル』や『アリアンロッド・サガ・リプレイ・アクロス』など、最近リプレイの執筆が増えてきました。 作風は一言で言うと地味。 正直なところ、私が読んでいるリプレイ作者の中では一番魅力に欠ける書き手です。久保田GMのセッションに参加したらきっと楽しいであろうとは思うのですが、書き方が臨場感に欠けるせいなのかなんなのか、リプレイにその面白さが現れてきません。
本作でも残念ながらそれは変わらず。 あるキャラは「ファンブル侍」という異名がつくほどファンブル連発するなど、ダイス目はすごく派手なので、きくたけが書いていたら爆笑必至だったと思うのですが…… アリアンロッドではシナリオの作り方が参考になったりもしたのですが、この本ではそれもあまりなく、ここ最近では一番面白くないリプレイだったと言わざるを得ません。
なのにこのリプレイだけ感想を書く矛盾。
ちなみにプレイヤーは小島めぐみ、きくたけ、社長、長田崇でした。
満足度:B